ジムニーの見た目を一気にワイルドに変え、走破性まで向上させるリフトアップ。
SNSやオフロードイベントでよく見かけるあのスタイルに憧れを抱きつつも、リフトアップって結局いくらかかるの?と気になっている方は多いのではないでしょうか。
このため、この記事ではジムニーのリフトアップ費用について、1インチ〜3インチのインチ別に相場を解説します。また、ジムニーシエラのリフトアップ工賃相場などの具体的な疑問にもお応えします。
さらに、ジムニーリフトアップ専門店を利用するメリットや、量販店との違いについても触れていきます。
カスタムにかかるコストだけでなく、見落としがちな追加費用や車検への影響も丁寧に紹介しますので、これからリフトアップを検討する方にとって、失敗しない判断材料となるはずです。
この記事でわかること
- ジムニーのリフトアップ費用
- 2インチ・3インチアップの具体的な相場と、必要な補正パーツや工賃
- ジムニーシエラのリフトアップ費用と工賃相場
- 専門店と量販店それぞれの特徴や、依頼先の選び方
ジムニーのリフトアップ費用の基本ガイド
- 1インチリフトアップ費用の相場
- 2インチ リフトアップ費用の相場
- 3インチリフトアップ費用の相場
- ジムニーシエラのリフトアップ費用の相場は?
- リフトアップ専門店を利用するメリット
1インチリフトアップ費用の相場
ジムニーを1インチだけリフトアップする場合、比較的手軽なカスタムとして人気があります。相場は部品代と工賃を合わせて、約3万円〜7万円ほどです。
この価格帯になる理由は、使用するパーツが少なく、作業もシンプルなことが多いためです。例えば、1インチアップであれば、純正ショックをそのまま使えるケースもあり、最低限の部品交換で済む場合があります。
一方で、キットを使用せずに個別のパーツを選ぶ場合や、アライメント調整を追加する場合は費用がやや高くなります。
このように、1インチアップは初心者でも挑戦しやすい価格帯ですが、追加作業が必要になる可能性があるため、予算には余裕を持たせておくと安心です。
2インチ リフトアップ費用の相場
ジムニーの2インチリフトアップは、多くのユーザーにとって「ちょうど良い」高さのカスタムとして選ばれています。相場はパーツ代と工賃を含めておよそ8万円〜15万円程度です。
この価格差が生じるのは、使うパーツのグレードやショップの料金設定によるものです。例えば、国産ブランドのキットは信頼性が高いぶん価格も高めですが、海外製のキットは価格を抑えられる傾向があります。
また、リフトアップに必要なパーツ一式がセットになっている「キット商品」を選ぶと、総額がわかりやすくなり安心です。反対に、個別にパーツを揃える場合は、一見コストを抑えられるように見えても、組み合わせや調整に時間と費用がかかることがあります。
こうした点から、2インチリフトアップは価格と性能のバランスが取れた選択肢として評価されています。
3インチリフトアップ費用の相場
3インチのリフトアップは、ジムニーを大胆にカスタムしたい方に選ばれることが多く、費用の相場もそれに応じて高くなります。一般的な価格帯は15万円〜25万円が目安です。
この相場が高くなる背景には、使用するパーツの種類と数量の多さがあります。例えば、3インチ以上のリフトアップでは、サスペンションやショックに加えて、ラテラルロッドやブレーキホースの延長、キャスター補正パーツの導入など、複数の部品が必要になります。
さらに、リフト量が大きくなるほど走行性能や操縦性への影響も大きくなるため、専門的な調整やセッティングも求められます。このため、一般的な整備工場よりも、ジムニーリフトアップ専門店に依頼するケースが増え、工賃も高くなりやすいのです。
見た目のインパクトや性能アップは魅力的ですが、費用だけでなく安全性やメンテナンス性も含めたトータルバランスで検討することが重要です。
ジムニーシエラのリフトアップ費用の相場は?
ジムニーシエラをリフトアップする際の費用相場は、リフト量や使用パーツによって異なりますが、全体の目安としてはおおよそ10万円〜25万円程度になります。これは部品代と工賃を合わせた総額です。
1〜2インチ程度のリフトアップであれば、比較的シンプルなキットを使った施工が可能で、費用も10万円前後で済むことが多いです。使用するキットにはスプリングとショックアブソーバーが含まれており、純正部品の一部を流用することでコストを抑えることもできます。
一方で、3インチ以上になると事情は大きく変わります。このレベルのリフトアップでは、サスペンションの他にラテラルロッドやキャスター補正パーツ、ブレーキホース延長など複数の補助部品が必要になります。こうした追加装備の導入により、パーツ代だけで15万円近くになるケースもあります。
さらに、作業にかかる工賃もリフト量に応じて高くなります。前述の通り、3インチ以上ではアライメント調整や専門的なセッティングが不可欠なため、工賃が5万円を超えることも珍しくありません。
リフトアップ専門店を利用するメリット
ジムニーのリフトアップを検討している方にとって、専門店を選ぶことには多くのメリットがあります。
まず、専門店ではジムニーに特化した知識と経験を持ったスタッフが在籍しているため、車種特有の構造やクセを熟知しています。このことにより、適切なパーツ選定や調整が可能になり、無理のないリフトアップが実現できます。
例えば、リフト量に応じた補正パーツの有無や、車検対応の範囲についても丁寧に説明してくれるため、初めての方でも不安なく相談できます。さらに、走行性能や乗り心地を重視したセッティングなど、細かな要望にも対応してもらえることが多いです。
また、アフターサポートが充実している点も見逃せません。リフトアップ後のトラブル対応や定期点検など、長く安心して乗り続けるためのサポート体制が整っていることが多く、結果的にコストパフォーマンスにも優れています。
このような理由から、専門性の高い仕上がりを求める方や、安全性・快適性を重視する方には、ジムニーリフトアップ専門店の利用がおすすめです。
ジムニーのリフトアップ費用の相場と選び方
- リフトアップ2インチが人気の理由
- オートバックスでのリフトアップ工賃は?
- タイヤ館でのリフトアップ工賃は?
- リフトアップにかかる追加費用とは
- 専門店と量販店の工賃比較ポイント
リフトアップ2インチが人気の理由
ジムニーで2インチのリフトアップが人気を集めているのは、見た目の変化と実用性のバランスが非常に良いためです。大きすぎず、小さすぎず、街乗りからアウトドアまで幅広く対応できるのが2インチアップの魅力です。
まず、2インチアップによってタイヤハウスのクリアランスが広がり、大径タイヤの装着がしやすくなります。これにより、オフロード走行時の走破性が向上し、段差や悪路での安心感が高まります。また、車高が少し上がることで、ジムニー本来の無骨でワイルドな印象がさらに引き立ちます。
さらに、2インチというリフト量は、構造変更(車検証の記載変更)を必要としない範囲で収まることが多く、法的な対応が比較的簡単です。このため、車検への影響を気にせずにカスタムを楽しみたい人にも適しています。
また、多くのメーカーから2インチ対応のリフトアップキットが豊富に販売されており、価格帯も幅広く、自分の予算や目的に応じて選びやすいという点も支持される理由のひとつです。パーツ選びの自由度が高く、カスタムの幅が広がります。
オートバックスでのリフトアップ工賃は?
オートバックスでは、全店舗でリフトアップ作業に対応しているわけではありません。対応しているのは、主にカスタム対応力のある一部の店舗に限られます。
仮に施工が可能な場合、2インチ程度の基本的なリフトアップであれば、工賃はおおよそ3万円〜6万円前後が目安です。ただし、持ち込みパーツには対応していない、または追加料金がかかる場合があるため、事前の確認が欠かせません。
また、3インチ以上の大幅なリフトアップや補正パーツを含む作業は対応不可のことも多く、専門性を要するカスタムを希望する場合には、別の選択肢を検討する必要があります。
タイヤ館でのリフトアップ工賃は?
タイヤ館は主にタイヤ交換やアライメント調整を得意とする店舗で、基本的にはリフトアップ作業には対応していません。特に、サスペンションやラテラルロッドの交換などが必要になる本格的なリフトアップは、通常のメニュー外となっている場合が多いです。
ただし、一部の技術力の高い店舗では例外的に対応可能な場合もあり、過去には対応実績があるという声もあります。その場合の工賃はおよそ2万5,000円〜5万円程度になるかと思われます。パーツ代やアライメント調整費などが別途発生することも想定しておくべきです。
施工可能かどうかは店舗ごとに大きく異なるため、まずは最寄りの店舗に問い合わせて、対応可否と見積もりを確認するのが確実です。
リフトアップにかかる追加費用とは
リフトアップをする際、部品代と工賃の他にも「追加費用」が発生することがあります。これらはあらかじめ想定されていないと、予算オーバーにつながる原因にもなるため注意が必要です。
代表的な追加費用のひとつが「アライメント調整費」です。リフトアップによって足回りの角度が変化すると、直進安定性やタイヤの摩耗に影響が出るため、アライメントの調整が必要になります。この費用は1万円〜2万円ほどが相場です。
さらに、3インチ以上のリフトアップを行う場合、ブレーキホースの延長やプロペラシャフトの補正、ラテラルロッドの交換など、追加パーツの購入が必要になることがあります。こうしたパーツ代も含めると、想定よりも2万円〜5万円ほど高くなるケースもあります。
また、車検対応のパーツに交換する必要がある場合や、構造変更手続きが必要になると、その分の申請費用や代行費用も加算されます。
こうした費用は、事前の見積もり段階で確認しておくことで予防できるため、依頼前にショップと細かく相談することが大切です。
専門店と量販店の工賃比較ポイント
リフトアップを行う際、専門店と量販店のどちらに依頼するかによって、工賃や対応力には明確な違いがあります。それぞれの特徴を把握することで、自分に合ったショップ選びがしやすくなります。
専門店では、ジムニーや4WD車両に特化したノウハウがあるため、車両に合わせたセッティングや補正パーツの選定が的確に行われます。工賃は3万円〜7万円ほどが一般的で、車検対応やアフターフォローも丁寧です。多少高額になる傾向はあるものの、仕上がりや安心感を重視する人に向いています。
一方、カー用品店や量販店では、基本的なリフトアップ作業であれば2万円〜4万円程度で対応可能なこともあり、価格面では魅力があります。ただし、店舗によっては対応できる作業範囲が限られており、複雑なカスタムや補正が必要なケースでは断られることもあります。
このように、費用の安さを取るか、専門的な技術力を重視するかによって選択肢は変わってきます。施工内容や自分のこだわりの度合いに応じて、最適な依頼先を選びましょう。
ジムニーのリフトアップ費用の目安とポイントまとめ
記事のポイントをまとめます。
-
1インチのリフトアップ費用は3万〜7万円程度
- 2インチリフトアップは8万〜15万円で人気が高い
- 3インチリフトアップは15万〜25万円が相場
- ジムニーシエラは全体で10万〜25万円が目安
- リフトアップの費用はリフト量と部品数で大きく変動
- 国産と海外製キットで費用差が出やすい
- キット商品を選ぶと総額が把握しやすくなる
- 3インチ以上では補正パーツの追加が必要
- アライメント調整費は1万〜2万円ほどかかる
- 車検対応部品への交換費や構造変更申請も追加費用に含まれる
- 専門店の工賃は3万〜7万円で、対応力に優れる
- 量販店では2万〜4万円で施工可能な場合もある
- オートバックスは一部店舗でのみ対応可能
- タイヤ館は原則非対応だが一部店舗で例外あり
- 専門店は技術力とアフターサポートに強みがある